「L字型の家を建てるには何を意識したらいいの?」
「L字型の家の事例を知りたい!」
L字型の家とは、上から見ると建物の形がアルファベットの『L』になっている家のことです。一般的な住宅とは違った外観の家にできたり、中庭を設けることでプライベート空間を作れるというような理由から人気を集めています。
アイデア次第で斬新な住まいを実現できることがL字型の家の大きな特徴です。また、L字型の家は建物の形状から、三角形の土地や旗竿地などの複雑な形をした土地にも対応できるというメリットがあります。
状況に合わせて、L字型の家を採用することで快適かつおしゃれな住まいを建てられるでしょう。しかし、そんなL字型の家にも気をつけるべきことがあるのも事実です。
そこで本記事では、L字型の家の施工事例から建てる際のポイントについて解説します。L字型の家を建てて後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
また以下の記事では、住宅のスタイルをまとめています。L字型の家以外にも別のスタイルが気になる方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
L字型の家の施工事例5選
さっそく、L字型の家の施工事例をみていきましょう。今回紹介するのは以下の5つの事例です。
それぞれ以下で詳しく解説するため、L字型の家を建てる際の参考にしてください。
マネしたい家事ラク動線がある平屋の家
住まいの真ん中に中庭を設けている平屋住宅です。L字型にすることで空いたスペースを有効活用し、屋根付きのカーポートを設置しています。
LDKはシンプルなデザインに。小上がりの畳スペースを設けており、ちょっとした時につくろげるようにしています。
キッチンはL字型家屋の角に用意。家中を見渡せる位置にキッチンを配置することで、調理しながらお子さんを見守れるように工夫しています。
家事ラク動線が魅力の家
モスグリーンの金属サイディングに木目がアクセントになっている外観の住宅です。この住まいはL字型であることをうまく活かし、日々の家事が楽になる工夫を取り入れています。
ひとつは、キッチン裏に水回りと家事動線を集中させ、洗濯の効率が良くなる間取りを採用していることです。
もうひとつは、キッチンを家中を見渡せる位置に配置したこと。お子さんを見守りながら家事に集中できるようにしています。
ナチュラルモダンな平屋
手前にグレー、奥には白い平屋があり、2棟を廊下で繋いだL字型の住宅です。L字型の住まいにすることで、3階建てのオフィスビルと大型駐車場に囲まれた立地でもプライベート空間を確保できるようにしています。
LDKは随所に自然素材を用いた優しい空間に。あらわしの梁やキッチン天井の板張りがおしゃれなアクセントになっています。
また、L字型の建物の間にはプライベートガーデンとタイルデッキを設置。周辺環境を考慮しながら、快適さも追求した住まいです。
全部屋に自然を取り込むL字型平屋
白いガルバリウム鋼板と軒天の木目がうまく調和した外観の住宅です。L字型によってあいたスペースは中庭と駐車場として利用しています。
また、L字型にすることで全ての部屋が庭に面し、日の光を取り込めるように工夫。全ての部屋がいつでも明るい空間となっています。
LDKは無垢材の木目がおしゃれな空間に。庭を設けていることで風通しもよく、快適な空間になっています。
L字型の外観が格好いい、吹抜けリビングの家
ベージュの外壁でまとめられたモダンな外観の住宅です。
L字型の住まいの中心には吹き抜けを取り入れたLDKを配置。大きな窓を設けているため、日の光が差し込む明るい空間を実現しています。
また、視界の開けたオープンキッチンを採用。ダイニングやリビング、和室、庭とお子さんがどこにいても見守れる間取りになっています。
L字型の家を建てる際のポイント
ここからは、L字型の家を建てる際のポイントを見ていきましょう。意識すべきポイントは以下の3つです。
それぞれ以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
間取りを慎重に決める
1つ目のポイントは、間取りを慎重に決めることです。L字型の家は建物の形状が特殊なため、他の住宅と比べて間取りに制限がかかることがあります。
叶えたい間取りに優先度をつけるなどして、間取りを慎重に決めるようにしましょう。事例にもあったように、キッチンは家中を見渡せる位置にしたり、リビングは庭の近くにして採光性を高めたりするのがおすすめです。
また、家事動線を考慮した上で間取りを決めることも大切になります。あとで後悔しないためにも、間取りは時間をかけて決めましょう。
耐震性を高くする
2つ目のポイントは、耐震性を高くすることです。一般的に地震に強い家の形は、正方形や長方形のような凹凸のないシンプルなものとされています。
L字型の家は、正方形や長方形の家と比べると耐震性に劣るため、設計の段階から耐震性能を上げる工夫を取り入れることが重要です。少なくとも耐震性の最高ランクである耐震等級3にはしておきましょう。
また、構造計算や制震技術なども、耐震性を上げるには効果的です。状況と予算に合わせて耐震性を高めるようにしましょう。
資金管理を徹底する
3つ目のポイントは、資金管理を徹底することです。L字型の家は、一般的な住宅と比べて凹凸が多いため、建築コストが高くなる傾向があります。
また、メンテナンス費用も高くなりやすいため注意しましょう。特に、L字型の家では、中心部にあたる壁のつなぎ目の入隅(いりすみ)が劣化しやすく、補修工事が必要になる場合もあります。
住宅設備の費用を抑えたり、使用する建材を工夫するなどして、コスト削減を図ることが重要です。予算オーバーして家を建てると、のちに生活が苦しくなることもあるため、資金管理を徹底しましょう。
会社選びの際には比較をしよう
会社選びの際は比較をしましょう。なぜなら、住宅会社によって得意とするデザインや住宅性能が異なるためです。
また、技術力も会社によって異なります。L字型の家は一般の住宅と異なる部分が多いため、技術力のある会社に依頼することが重要です。
会社の技術力の有無は複数社を比較することで、ある程度判断できます。少なくとも3社以上は比較した上で、依頼先を決めるようにしましょう。
L字型の家を建てるなら森住建がおすすめ
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社森住建 |
所在地 | 岐阜県岐阜市薮田南5-6-3 |
設立年月日 | 1887年創業 |
施行エリア | 岐阜市近郊、西濃エリア |
公式サイト | https://www.mori-juken.jp/ |
L字型の家を建てるなら森住建がおすすめです。森住建は125年を超える圧倒的な歴史を持ち、岐阜県にて家づくりに取り組んでいます。
全棟が長期優良住宅に対応していたり、高耐震の住まいを実現できるSE構法を採用していることが特徴です。森住建ではSE構法を標準仕様にしているため、耐震性が必要とされるL字型の住まいを建てるには最適の会社といえます。
また、アフターサポートも地域密着型であることを活かした充実した内容になっています。興味のある方は一度相談してみましょう。
まとめ
本記事では、L字型の家の施工事例から建てる際のポイントについて解説しました。L字型の家は特徴的な外観にできたり、変形地でも対応できたりと多くのメリットがあります。
状況や好みに合わせて、ぜひ取り入れてみましょう。また、L字型の家を建てる際には本記事で解説した内容を参考にしてプラン設計をしてみてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。